30-11陳情書(あらき野自治会)
団体名
あらき野自治会
陳情・要望年月日
平成31年1月18日
要望内容
あらき野自治会陳情書
厳寒の候、時下ますますご清祥のこととおよろこび申し上げます。平素は格別のご高配を受け賜わり厚く御礼申し上げます。
さて、あらき野自治会においては、、我孫子市のご支援・ご指導のもとに、住環境整備や防災対策強化などに努めるとともに、高齢化の進展などに対応した福祉についても積極的に取り組んできたところであります。
しかしながら、地域住民の生活を守り、安全・安心な環境の整備のためには、行政の支援が必要であります。
つきましては、下記の事項について要望しますので、実現に向けたお取り計らいをよろしくお願い申し上げます。
記
1.地域住民の生活を守る足の確保について
平成28年10月1日あびバス新木ルートの変更によりあらき野地区は高齢者等にとっては“陸の孤島”となりました。その後、我孫子市長に陳情書において、平成29年2月6日、平成30年1月15日と続けて住民不満の実態などを付した改善要請をしました。
しかしながらその回答は、
- 導入するバスの関係で、やむを得ず通行ができなくなった新木野4丁目への乗り入れを断念した。今後においても、時刻表の調整など、地域の実情にあわせた運行を検討する。(H29.2.13 )
- 要望のルートに改正することは困難である。現行ルート上でのバス停増設・移動などは対応可能である。(H30.2.13 )
であり、私どもの要請とはまったく異にする「拒絶」と受けとめざるを得ないものでありました。すなわち、現行ルートは、以前のルートに比べ遠く、バス停を増設しても身近な足とはなり得ません。私どもの地域は、行政サイドもご承知のとおり、
○1.高齢者の占める割合がたの地域と比べても非常に多く、今後も増加する地域であること
○2.商店やコンビニ・医院・銀行・駅など必要とする身近な出かけ先は、全て坂の上にあり、歩行による坂の上りや下りは無理であること(坂下の生活圏には、このような施設はない)
○3.交通事故防止のため運転免許書の返納を進められても、代替の身近な足の確保ができないため返納ができないこと(自動車を運転せざるを得ない)
などなどの多くの問題を抱えています。
多くの高齢で一人・二人世帯の人達が、負担が少なく安心して買い物や医院・銀行などに行くことができる身近な生活の足、福祉の足を必要としているのです。
多くの困っている住民のせいかつ・福祉をサポートするという観点から是非地域住民の足の実現をお願いします。
回答部課
建設部交通課
回答年月日
平成31年2月6日
回答内容
日頃から、市政に深いご理解をいただきありがとうございます。
あびバス新木ルートについては、平成28年の改正後、利用者が一旦減少しましたが、現在、徐々に利用者が増え、改正前と変わらない利用状況となっており、1日に100人を超える日もあります。現状においては、運行地域全体のことを考えると、現行車両による運行を続けていくことが最善と考えています。
ただし、市では、新木野地区にお住まいの高齢者の生活・移動手段に関する問題は非常に重要なものと捉えており、住んで良かったと思える街にするためには、地域の皆様と一緒に問題を解決していかなければならないと考えています。陳情書にもありましたが、地域の皆様から意見を伺う中では、福祉的なサポートを必要とする方も多いものとなっており、今後、あびバスを改善していくだけでは、地域の足が確保できないものと感じています。市には、タクシー事業者・福祉タクシー事業者・福祉有償運送事業者など、きめ細やかな運行ができる移動手段もあります。市としては、そういった事業者にも協力を得ながら、引き続き、地域会議やまちづくり協議会など様々な会合に参加させていただき、高齢者支援という観点も含め、より新木野地区に適した移動手段を地域の皆様と協議し、検討していきたいと考えていますので、ご理解とご協力をお願いします。