No.25 水辺・里・まちなみを未来へ!「我孫子の景観を育てる会」
未来を見据えて景観を“育てる”

皆さんは、我孫子のどんな景色が好きですか?手賀沼の水辺、緑豊かな里山、歴史を感じる美しいまちなみ。こうした我孫子ならではの三位一体の魅力を「知り、学び、守り、育てる」ために活動しているのが、市民団体「我孫子の景観を育てる会」です。景観とは、ただ受け継ぐだけでなく、未来に向けて大切にはぐくんでいくもの。そんな「未来志向」の想いから、会には「育てる」という名前が冠されたという経緯があります。
同会は2001年6月、市の「景観づくり市民講座」を受講したメンバーを中心に発足。現在は我孫子市公式ウェブサイトでも紹介されている「景観づくり市民団体」や、千葉県の地域活動団体にも認定され、長年にわたり街の魅力発信を続けています。
五感で楽しむ特別公開と、12種類の散策
会の大きな特徴となっているのが、地元の企業や施設と協力したユニークな景観PRです。春の市民観桜会では、「我孫子ゴルフ倶楽部」の協力のもと、普段は入れないコース内の見事な桜を一般公開。秋の庭園公開では、「日立アカデミー我孫子キャンパス」の美しい庭園を特別公開し、名物「白樺派のカレー」を提供するなど、五感で景観を楽しむ場を企画しています。
さらに、市と協働で「我孫子のいろいろ八景」を選定。「いろいろ八景歩きコースマップ」を全12種類制作し、市民と一緒に街を歩く散策ツアーを定期的に実施しています。マップを片手に歩けば、普段見落としがちな歴史的な坂道や、隠れた絶景スポットに出会えます。なお、この便利な紙のマップは「アビシルベ」や、市の都市計画課景観推進室で手に入るとのことです。



次世代へつなぐ新企画「景観まち探検」への想い
インタビューの中で、最近特に注力している活動としてお話を伺ったのが、市の景観推進室と協働で行う新企画「景観まち探検」です。これは小学校の「総合的な学習の時間」を利用した、学校・行政・市民団体の3者による景観まちづくり教育の一環。座学や校外学習を通して、子どもたちが自分たちの住む地域の景観を肌で感じ、魅力や課題を自ら見出す体験型学習です。「好奇心旺盛な時期に体験した面白い授業を、将来ふとした時に思い出してほしい。次世代への橋渡し役を務めることが、会員全員の切なる思いです」と、メンバーの皆さんは熱く語ります。
2026年、発足25周年の原点から未来へ
「私たちが住むまちの景観をもっと良いものにしたい」そんな温かい想いが、我孫子の美しい風景を支えています。同会は隔月発行の会報紙「景観あびこ」や公式Instagramでも情報を発信中。今年2026年でちょうど発足25周年という大きな節目を迎えました。
「今一度『景観の原点』に立ち、大看板である行政との協働や広報・啓発活動を再確認して推進していきたい」と、これからの展望を見据える同会。皆さんもまずはマップを手に、我孫子の素敵な景観を探す一歩を踏み出してみませんか。
問合せ
三上 真弓 Eメール:my_audrey_in_rome0825@yahoo.co.jp
我孫子の景観を育てる会ホームページ(外部サイト)

文:小島明宏













