No.21 人を通じてもっと手賀沼を知る「手賀沼100人カイギ」

1月下旬、我孫子市内にて「手賀沼100人カイギ」が開催されました。
「手賀沼100人カイギ」は、手賀沼で活動する人の話を聞き、その人を通して地域の魅力や可能性を知るトークイベントです。月に1回開催されており、今回で5回目を迎えました。

「100人カイギ」は、地域やテーマを変えながら、活躍する100人を起点にクロスジャンルで人のつながりを生む、全国的に広がっているプロジェクトです。肩書や属性ではなく、「想い」を軸に人と人が出会えることが特徴で、トークゲストが100人に達すると会を解散するというユニークなルールがあります。この「手賀沼100人カイギ」も、残すところあと15回となりました。


当日は、食、音楽、自然、観光、博物館など多彩な分野で活躍する5名が登壇。手賀沼と向き合う中で生まれた想いや取り組みが語られました。それぞれ10分という限られた時間ながらも、一人ひとりの言葉が印象に残る、濃密なトークとなりました。
会場は終始リラックスした雰囲気で、我孫子市内のほか柏市、流山市、鎌ヶ谷市など近隣地域からの参加も見られました。この日集まった参加者の半数以上は初参加だったそうです。会の後半には、手賀沼近郊の野菜を使ったお弁当を囲み、地元の食材を味わいながら自然と会話が生まれ、参加者同士の交流も和やかに広がっていきました。
キュレーターを務める中澤洋一さんと布田あゆみさんに話を伺うと、「地域にいる人のことを、もっと知るきっかけをつくりたかった」と、立ち上げの思いを教えてくれました。
「この場で話を聞いて終わるのではなく、話を聞いたことをきっかけに出会いが生まれ、そこからプロジェクトが始まっていく。人と人がつながることで、『やってみたい』が生まれる、そんな場を目指しています」と話します。


手賀沼100人カイギは、我孫子市だけでなく柏市を含めた手賀沼周辺エリアで開催してきました。これまでには、遊覧船に乗ったり、フィッシングセンターを会場にしたりと、手賀沼を実際に“楽しむ”仕掛けも行われています。
「大きなことをやりたいわけではありません。モヤモヤとした気持ちを抱えていたり、何か地域でやってみたいと思っている人が、少し背中を押してもらえる場になればいい」と中澤さん。実際に、この場での出会いをきっかけに、一緒に活動を始めたり、イベントや企画につながった例も生まれています。
トークを聞いて感じたのは、登壇者の皆さんの多くもまた、ほんの小さなきっかけから活動が始まっているということ。手賀沼100人カイギは、そんな小さな芽に気づき、育てるきっかけになる場なのかもしれません。
人の話を聞いて、手賀沼を少し違う角度から見てみる。
そんな時間が、思いがけず次の一歩につながるかもしれません。気になった方は、ぜひ一度のぞいてみてください。

文:寺田さおり













