No.20 音楽の感動を届け続ける布佐のアンサンブル・ルミエール

東日本大震災をきっかけに、布佐中学卒業生を中心に結成された合唱団アンサンブル・ルミエールは今年設立12年になりました。登録メンバーは45名、主に布佐で練習を行っています。
設立当初は高校生だった団員も、時を経て仕事や家庭を持ち、市外在住者も多くなりました。それでも練習日にはさまざまな予定を調整して布佐に集まり、12年も活動を続けている彼らのことを指揮者の青井眞吾さんは「奇跡の合唱団」と呼びます。コンサートマスターの當前一輝さんは、「活動を長く続けられているのは団を支えてくれている団員、聴いてくださるお客様の存在が大きい」と話します。


昨年、目標だった初の自主公演を行い、来年3月には2回目を開催予定です。練習を見学させてもらいましたが、緊張が張り詰める中、真剣なまなざしで練習する姿から、公演にかける意気込みが伝わってきました。
また会場の手配やチケットの取扱いなど、細かい準備もすべてメンバーで行っています。
「お客様がいてこそ、自分たちが歌を続けていける」と、最高の公演にするため全力を注いでいる姿が印象的でした。
今後の目標は「できるだけ長く活動を続け、良い音楽を届けたい」。また、年月を重ねるごとに良い音楽を届ける「責任感」も芽生えてきたそうです。12年前、中学校を卒業しても合唱を続けたいと願う高校生たちが集まって立ち上げた合唱団、頼もしく成長した彼らは音楽を通して私たちに感動を与え続けてくれています。その奇跡に驚きつつも、これから先どんな音楽のルミエール(光)を放ってくれるのか楽しみです。



文:外園若菜













