No.24 「世界に一つだけのドリップバックコーヒー」手しごとに想いを込めて

新木・布佐地区で障がい者施設を運営するi工房。利用者の皆さんが、ドリップバックコーヒー作りに取り組んでいます。生豆の選別から、ミルで挽く作業、バッグへの充填、封止、袋詰めまで、すべての工程を手作業で、一つ一つ丁寧に、想いを込めて行っています。担当の庵さんにお話を伺いました。

ドリップバッグ作りを始めたきっかけは、「工程の多さ」でした。利用者さんが、それぞれの得意な作業で力を発揮でき、必ずどこかの工程に関われることが、大きな魅力です。コーヒー豆の品質にもこだわり、JAS認定の有機栽培豆を使用、完全自家焙煎で仕上げています。i工房オリジナルの「iブレンドビター」は、手挽きで丁寧に焙煎する必要があるので、利用者さんには、人気の作業となっています。さらに、ドリップバッグには一枚一枚、利用者さんが直接絵を手描きし、「世界に一つだけの、特別なコーヒー」が、完成します。
コーヒー豆は、全部で7種類あり、昨年で誕生から25周年を迎えた定番の「iブレンド」が人気商品です。コーヒーの味わいは、後味がまろやかでそれぞれに違った美味しさを楽しめます。あびこんやカスミなど近隣の店舗やオンラインでも購入でき、ギフトやお土産としてもオススメです。また、我孫子市を拠点とする「創造性を創発する」ブランディングカンパニー「C’s CREATIVE」とコラボした限定パッケージ「ART COFFEE」も販売しています。
天王台「ほっとマルシェ&カフェ」(2か月に1回開催)や地域イベントなどにも参加し、販売しています。目の前で自分の作品が選ばれると、とても嬉しいとのこと。地域の方と直接言葉を交わせる時間は、利用者さんのやりがいにもつながっています。パッケージの右下に描き手のイニシャルが記されているので、絵のタッチの違いを見つけるのは、買った人にとっての楽しみの一つです。お客様の中には、パッケージをコレクションされている方もいるそうで、アートを眺めながら、美味しいコーヒーを味わうことができるのが、このコーヒーならではの魅力です。お気に入りの一枚をぜひ見つけてみてください。
「今後もコーヒー作りを通じて、利用者の皆さんの経済的自立を目指すと共に、身体機能の維持やリハビリにも今以上に意識を向けていきます」と庵さんは、笑顔で話してくれました。障害の有無や年齢を超え、地域の人が自然に集えるコミュニティー施設づくりを目指すi工房の今後の取り組みが楽しみです。

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i 工房Cafe Poco a Poco
2007年我孫子市都に開業。2012年布佐駅南口前に移転。
住所:我孫子市平和台1丁目1番103号
電話:04-7189-8775
営業時間:火曜日から金曜日、午後1時から午後3時

文:東浦聡子













