ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから!
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから!
29年2月都内において、ハチミツの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事故が発生しました。1歳未満の乳児は腸内環境が整っていないため、腸内でボツリヌス菌が増殖し毒素を出すことによって、乳児ボツリヌス症にかかることがあります。主な原因食品はハチミツで、便秘、哺乳力の低下、泣き声の変化、首のすわりが悪くなるなどの症状を引き起こします。1歳未満の乳児には、ハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などを与えないようにしてください。
乳児ボツリヌス症とは
乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児に特有の病気で、原因食品と共に体内に入ったボツリヌス菌によって引き起こされます。ボツリヌス菌は、乳児の腸管内で毒素を発生し、主に神経麻痺症状を引き起こします。菌は熱や乾燥に強く、通常の過熱や調理では死にません。ほとんどの場合適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
原因食品
ハチミツが主な原因です。一般的にハチミツは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあります。
*黒糖などの精製度の低い砂糖も注意が必要です。
症状
便秘、筋力の低下、哺乳力の低下、呼吸困難、泣き声が小さくなるなど。
*ハチミツ自体はリスクの高い食品ではありません。1歳以上の方がハチミツを食べても乳児ボツリヌス症になることはありません。
関連ホームページ
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