柳兼子ピアノ展示BGM演奏
登録日:2015年7月1日
更新日:2023年4月28日
柳兼子ピアノ展示BGM演奏への道
アルトの声楽家、柳兼子(やなぎかねこ)(1892~1984)。民藝運動の創始者柳宗悦(やなぎむねよし)の妻として、この我孫子で新婚生活を始めたのが、1914(大正3)年9月。我孫子は、兼子にとって、新婚生活の地、子育ての地、そして志賀、武者小路夫妻、B・リーチらとの交流の地でした。1921(大正10)年3月、柳夫妻は我孫子を旅立ち、宗悦は本格的に民藝への歩みを進めます。
夫宗悦を支え、精力的な音楽活動を展開した兼子。白樺美術館設立のための独唱会をはじめ、夫宗悦の活動をサポートし続け、90歳を過ぎてなお後進の指導にあたりました。2014(平成26)年2月末、柳兼子ゆかりの地として、日本民藝館より、柳兼子が晩年愛用したピアノが寄贈されました。同年3月1日より一般公開となり、公開初日には、多くの来館者にその音色をお楽しみいただきました。
広く、長く、多くの方々へとこのピアノの魅力に触れていただくために、2014(平成26)年10月より、ボランティアスタッフによる展示鑑賞のためのBGM的生演奏を開始しました。
民間でスタートした白樺文学館。民間時代は、ボランティアスタッフが中心となり、多彩な講演会などを開催しました。その舞台となったのが、旧コミュニティールーム、現在の中展示室です。そして今市民のふれあいの場、交流の場、「白樺サロン」としてまた新たな一歩を踏み出しました。
ピアノの音色とともに展示を鑑賞する空間。「白樺サロン」
中展示室以外でもピアノの音色とともに展示鑑賞できます。
演奏日程
毎回午前午後どちらかの時間帯で演奏を予定しています。
午前の部 11時~12時
午後の部 13時~14時
令和5年5月の演奏日程(4月27日現在)
5月演奏日程
