気候変動適応法の改正に伴う熱中症対策

熱中症対策については、関係府省庁で普及啓発等に取り組んできましたが、国内の熱中症による死亡者数の増加傾向が続いており、熱中症予防の必要性は未だ十分に浸透していない状況にあります。

環境省と気象庁は、「熱中症警戒アラート」を令和3年度から本格実施していますが、今後、地球温暖化が進行すれば、極端な高温の発生リスクも増加することが見込まれることから、国において、令和5年5月に「気候変動適応法」が改正され、「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。

熱中症情報に関して詳しくは環境省のホームページをご覧ください。

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
当市では、千葉県に熱中症警戒アラートが発表され、かつ、我孫子での暑さ指数が33℃を超える予想（午前8時30分時点）が出された際に、午前10時頃に防災無線等を通して、情報発信を行います。

熱中症特別警戒アラートは、広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあると予測された際に、自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってもらう行動を促すための情報です。
当市では、千葉県全域で暑さ指数が35℃を超える予想（前日午後2時時点）が出された際に、当日の午前10時頃に防災無線等を通して、情報発信を行います。

人体の熱収支に与える影響の大きい （1）湿度、 （2）日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 （3）気温の3つを取り入れた指標です。熱中症が発生しやすい状況を判断するための目安となります。

暑い時期に開催されるイベントで熱中症患者の発生をできる限り防ぐため、イベントの主催者や施設の管理者は本ガイドライン等を参考に対策をご検討ください。