猫が庭などに入らないようにする方法
猫にとっての快適な場所とは、「人の出入りが少なく、静かで安心できる場所」、「やわらかい土や砂、芝生等がある場所」、「簡単にエサが得られる場所」です。
猫が来ないようにするためには、猫にとって快適な場所を、猫が嫌いな臭いや刺激、嫌がるものを置くなど、快適でない場所に変えることが効果的です。
猫は縄張り意識の強い生き物です。猫よけに重要なことは、居心地の悪い場所ということを、猫が覚えるまで続けることが大切なポイントです。
※猫には個体差があるため、あまり反応しない猫もいます。
忌避剤や構造物による忌避方法
猫の個体差によって効かない場合があります。
方法によっては、猫が学習するまでに時間を要するため、根気強く反復継続して行うことが大切です。また、猫が慣れてきてしまい、反応しなくなる場合もあります。
様々な方法を交互に試してみたり、組み合わせて行うなどの工夫をするのも効果的です。
方法 | 使用方法・参考事項等 |
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木酢液・竹酢液など | ・容器に入れるか、スポンジや布に浸みこませて置きます。または2倍から10倍程度に薄めたものを猫の通り道等に散布します。 |
市販の忌避剤 | ・ペットショップや薬局、ホームセンター等で販売されている市販の忌避剤を使用します。 |
酢 | 容器に入れるか、スポンジや布に浸みこませて置きます(風上に置く等、場所がポイント) 2倍から10倍程度に水で薄めたものを噴霧します(継続して行う必要あり) |
かんきつ類 | ミカンなど、かんきつ類の皮を撒きます。あるいは、かんきつ類の香りのする薬品を置きます。 |
ハッカなど | ハッカの香りのするもの(芳香剤やハーブなど)を置きます。 |
香りの強いハーブなど | 猫が嫌がる香りのするハーブなどを植えたり、ハーブの鉢植えを置きます(ゼラニウム、レモングラス、ローズマリー、ペパーミント等) |
重曹 | 撒いたり、土に混ぜ込むことで猫のにおいを消すことができます。 |
どくだみの葉 | どくだみの葉をつぶしたものや汁を撒いたり、どくだみを植えます。 |
臭いによる忌避 | 生ニンニクや唐辛子、香辛料、コーヒーかす、茶殻などをネットに入れて、猫の通り道に吊るしておくなどして、臭いによって忌避する方法もあります。 |
砂利(軽石) | 大きめの砂利を敷き詰めます。足場を嫌がり、猫が通らなくなるといわれています。 |
枯れ枝 | 球根や種が植えている場所に敷き詰めることで、猫に掘り返されないといわれています。 |
トゲある植物 | トゲのある植物(バラ、サボテン、カラタチ、ヒイラギ等)を植えたり葉を撒きます。 |
炭粉など | ホームセンターや園芸店で販売されている園芸用の炭粉などを撒きます。 |
超音波発生器 | センサーで感知して猫が嫌がる高周波の音を発生する製品が販売されています。 |
※水を入れたペットボトルはほとんど効果がないと言われており、火災の発生原因となる恐れがあります。
猫の虐待は犯罪です
(動物の愛護及び管理に関する法律第44条)
愛護動物を殺傷した場合、5年以下の懲役または500万円以下の罰金
遺棄・虐待した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
