杉村楚人冠記念館 最新イベント
登録日:2020年6月7日
更新日:2022年5月20日
テーマ展示「寄贈資料展」
この展示では、杉村楚人冠主宰の俳句結社「湖畔吟社」の一員だった
本展示をとおして、楚人冠や陶芸家・河村
展示期間
令和4年5月21日(土曜日)から7月10日(日曜日)まで
展示内容
1 陶芸家・河村蜻山
河村蜻山作 置物(鳩) 新保家寄贈
河村蜻山(本名・半次郎)は、大正から明治にかけて活躍した陶芸家です。
陶器は生活に必要な「道具」との認識が強かった時代に、陶器は美術作品であるという考えを持ち、それを広めるために尽力しました。
そんな蜻山は、昭和13(1938)年に我孫子に移住し、「深草窯」を築き、昭和29(1954)年までの16年間、この我孫子の地で作品制作に励みました。
2 俳人・有地紫芳
河村蜻山画 有地紫芳賛 色紙 新保家寄贈
紫芳は俳味に富んだ生活を送っていたようです。楚人冠はそんな紫芳を尊敬していました。俳句仲間からただ一人、紫芳にだけ声をかけて湖畔吟社の句会に招待をしていたほどです。
3 楚人冠句碑の手ぬぐい
杉村楚人冠書 河村蜻山画 手ぬぐい 新保家寄贈
「筑波見ゆ/冬晴の/
この手ぬぐいは、その遺墨を中央に染め、さらに上下に椿の柄をあしらったもので、句碑と同時期に制作された記念品です。
4 骨折療養中の楚人冠
楚人冠(左)と永田のセガリ(右) 吉田尚彦氏寄贈
楚人冠は昭和9(1934)年、に
当時、骨折した楚人冠の治療にあたった人物が、「永田のセガリ」と呼ばれる、接骨師の免許を持たない民間の骨接つぎ術の伝承者でした。楚人冠は彼を厚く信頼しており、経過観察をしてもらうため、八幡平から我孫子まで呼び寄せるほどでした。
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