鳥と自然
登録日:2015年7月1日
更新日:2022年4月2日
我孫子市の南側に手賀沼が広がり、そのほとりには鳥類を専門に扱う自然史博物館である「我孫子市鳥の博物館」や、鳥類専門の研究所である「公益財団法人
手賀沼
手賀沼は、千葉県の北西部に位置し、首都圏30キロ圏内で唯一の天然湖沼です。
手賀大橋が架かる手賀沼、曙橋から東の手賀川、柏市・白井市・印西市にまたがる下手賀沼(南部手賀沼)、下手賀沼から手賀川につながる下手賀川からなります。面積は6.5平方キロメートル(650ヘクタール)、周囲38キロメートル、水深平均0.86メートル、最深3.8メートルです。
手賀沼のまわりの遊歩道からは、広々とした水面、季節によって移り変わるヨシ原や水田の風景など、豊かな自然が広がっており、様々な種類の鳥や生き物を見ることができます。
我孫子市鳥の博物館
人と鳥の共存をめざして(Harmony among Birds and People!)をテーマに、わが国初めての鳥だけを扱った博物館として、平成2年5月22日に開館しました。
博物館では、身近な自然の代表である手賀沼と鳥の関係を紹介したコーナー、「鳥とはいったいどんな動物なのか?」というテーマから鳥を科学的に展示したコーナー、人と鳥が今後どう共存していったらよいかを考えるコーナーなど、地域の自然保護から地球の環境問題まで踏み込んだ展示をめざしています。
この博物館の設置によって、市民や21世紀を担う子どもたちが、鳥への関心と理解を深め、人と鳥の共存が後々まで続くように願っています。
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日)、年末年始(12月29日から1月4日)、館内整理日
開館時間
午前9時30分から午後4時30分まで
入館料
一般300円、高校・大学生200円(ただし70歳以上の方および小・中学生は無料)
※障害をお持ちの方(障害者基本法第2条に規定)は、お一人につき介護者あるいは引率者お一人も入館料が無料となります
所在地
〒270-1145 千葉県我孫子市高野山234番地3号
電話:04-7185-2212
公益財団法人 山階 鳥類研究所
山階鳥類研究所は、鳥の研究(鳥類学・鳥学)を専門にしている研究機関です。
山階鳥類研究所では、現在とくに、絶滅危惧種のアホウドリやヤンバルクイナなど、希少種の保護に役立つ研究を行っています。また、足環などによって、渡り鳥の渡りの経路や、野鳥の寿命を知ることのできる「鳥類標識調査」(バンディング)や離島に生息する海鳥のモニタリング調査も環境省の委託で行っています。山階鳥研が誇る鳥類標本や鳥類学に関する図書は、鳥類の研究に欠かせない基礎資料であり、なかには地球上からいなくなってしまった絶滅鳥の標本や19世紀の博物学書などの貴重なものもあります。総裁に秋篠宮皇嗣殿下を迎え、研究員として平成17年6月まで13年間、紀宮清子内親王殿下がお勤めになりました。
今日、環境問題が人類の大きなテーマです。生物多様性の保全は21世紀に生きる私達の、次世代に対する責務です。鳥が棲めない地球に人間は住めません。山階鳥類研究所の活動は環境破壊や鳥類の絶滅を止めることにつながっています。
所在地
〒270-1145 千葉県我孫子市高野山115
電話:04-7182-1101(代表) ファクス:04-7182-1106
(鳥類標識センター直通)ファクス:04-7182-4342
山階鳥類研所員によるテーマトーク
毎月第3土曜日に、山階鳥類研究所の研究者および我孫子市鳥の博物館の学芸員がお話しするテーマトークは、現在、オンラインで配信しています。ふるってご視聴ください。広報あびこにも情報を掲載しています。
山階鳥類研究所内見学会
毎月1回、第4金曜日に、スライドやビデオを使って研究所の活動を紹介する所内見学会(事前予約制)を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症の流行のため、現在休止しています。
このページについてのお問い合わせは
〒270-1192 千葉県我孫子市我孫子1858番地(本庁舎2階)
電話:04-7185-2493
ファクス:04-7185‐1520
