水道水の濁り水(赤水)の対応について
水道水の濁り水(赤水)について
我孫子市水道局では、皆様に安全で安心な水道水をお届けできるように、水道施設の整備や水質の管理を日々行っています。
しかしながら、地震、火災、停電など突発的な事由で、水道管内の鉄分が混入し水道水が濁る場合があります。
濁り水(赤水)が発生した場合の対応
しばらく蛇口から水を流して無色透明なことを確認してから使用してください。
※通常であれば2から3分で解消されます。
※可能であれば、屋外の散水栓などで水を流してください。
給湯器などを通過した水(湯)を蛇口から流す場合は、機器の故障の原因となります。
濁り水(赤水)が出続ける場合は水道局へご連絡ください。
(水質お問合せ専用窓口 24時間対応 電話:04-7199-3800)
鉄分は人体に必要な栄養素で、体内に取り込まれても、人体への吸収率は低く大部分はそのまま排出されます。
あやまって飲んでしまっても問題ありませんが、とりすぎると過剰摂取となり蓄積されるため、飲用としては控えてください。
濁り水(赤水)が発生する原因
水道水には鉄分などのミネラルが含まれており、水道管の多くが鉄管、鋳鉄管を使用しています。
また、水道水の中には塩素が含有しており、殺菌や雑菌の繁殖を抑えるものですが、強力な酸化剤という側面も持っています。
空気中で鉄がサビるように、水中の鉄【Fe】も時間の経過とともに酸化(酸素【O2】と結合)し赤さびである酸化鉄【Fe2O3】となり、長い年数をかけ水道管内に付着、蓄積します。
赤さびは非常にもろく、水に溶けだしやすい性質であるため、水道管内に付着した赤さびが剥離し、水道水に赤さびが溶けだすことで、濁り水(赤水)が発生します。
濁り水(赤水)が発生しやすいケース
水道管内の水道水は通常中心部の流れが速く、その周りは、ゆっくり滞留気味に流れているので赤さびは水道管内に付着、蓄積しやすく、通常は剥離することはありません。
水道管内に付着した赤さびが剥離してしまう要因は、「急激な水圧・水量の変化」「水の流れ方向の変化」です。
それらの要因は、次のケースで発生する可能性が高いです。
・火災による消火活動
・水道管の破損
・工事による断水
・落雷・豪雨等での停電による浄水場内の機器停止
・地震による地盤の揺れ
※近隣で濁り水(赤水)が発生しておらず、流し始めに濁り水(赤水)が発生する場合は、宅地内配管の老朽化が原因である可能性があります。
水道局は濁り水(赤水)を発生させないために
・老朽化した水道管の更新工事を計画的に進めています。
・停電時は非常用発電機設備で電力を供給することで長時間の停電に対応しています。
・定期的に水道管(宅地内配管は除く)の通水・洗管作業をして水道管内を洗浄しています。
・中央監視室では、24時間365日、中央監視室で水道管内の水圧や流量を監視しています。また、水質のお問い合わせに関しても24時間365日対応しています。
水道局では濁り水(赤水)を発生させないために毎日管理をしていますが、特に、地震・火災・停電など突発的な事由の場合や、皆様が水道水を多く使用していただいている時間帯(料理やお風呂の時間など)においては、濁り水(赤水)が発生する可能性があります。
発生した場合は「濁り水(赤水)が発生した場合の対応」を確認していただき、各ご家庭でご対応をお願いします。
濁り水(赤水)が発生した場合は、ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
