榎本氏庭園
場所
我孫子市布佐
個人のお宅なので、一般公開を行っていません。
登録箇所
前庭、表庭、内庭、裏庭、外庭
解説
榎本氏庭園は我孫子市東部にある布佐地区の利根川西岸に位置しています。
庭園の敷地は利根川の堤防に接していて、榎本氏は江戸時代から利根川沿いのこの地に屋敷を構えていました。
昭和33年に利根川堤防拡張事業に伴って実施された布佐第一土地区画整理事業の際に、敷地の主要な部分の盛土や建物の曳家などが行われました。水塚と呼ばれるこの盛土は、洪水対策としてこの地域に特徴的に見られるもので、周囲の地盤に対して約1.1から1.5メートルの高さがあります。
敷地は、南北約87メートル、東西約62メートルの長方形を一部欠いた形をしていて、東側の約3分の2に水塚が築かれています。敷地の東寄りに建物が建ち、それらの周囲にある庭園は、前庭・表庭・内庭・裏庭・外庭からなり、大部分が水塚の上にあります。
前庭には花崗岩の切石を敷き、また建物の西に位置する表庭は、離れの縁先に置かれた大ぶりの沓脱石から飛石がのび、随所に景石や石灯籠が配されています。
表庭とは対照的に、内庭は主屋の南に広がる芝生地で、中央に大きなサルスベリが立っています。
裏庭は畑などとして利用され、ケヤキやスダジイが大きく育っています。
外庭は水塚の外にあり、石積護岸の長方形の池が残っています。

前庭

表庭

内庭
写真提供:(同)もば建築文化研究所





