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白泉寺 待道講版木 附 待道講資料

更新日:2020年9月29日

登録日:2020年9月29日

解説

白泉寺はくせんじに伝わる待道講まつどっこうの版木は、横約26センチメートル、縦約68.5センチメートル、厚さ約3センチメートルの板で、板には赤児を抱いた観音菩薩像とともに「安産待道大権現」「日本最初」「下總相馬郡發戸邑」と彫られており、保存状態も良好です。
版木の制作年代は未詳ですが、おおよそ明治11年ごろまでに制作されたものと考えられます。
この版木から刷りだされた紙片(附)は、軸装され待道講の折に会場の中央に信仰の対象として掲げられたほか、出産の際にも安産を願って妊婦の枕元に掲げられました。 
利根川下流流域地帯から房総半島中部にかけては、安産祈願として子安信仰が広く分布している地域であり、この信仰の広がりに当該版木が原本として大きく寄与していると考えられます。版木の存在は我孫子市発祥の子安講があったことを示す貴重な資料です。

※待道講…安産祈願子安講の一種で、既婚女性を構成員とし、特に新しく嫁入りしてきた女性を中心に開催されてきました。当番の家などに女性たちが集まり、軸を掛け、待道権現にささげた食事を下げ、参加者全員で飲食します。また、待道講の名称の由来は諸説あり定まっていません。

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