No.19 手賀沼公園 ミニ鉄道トンネル

テニスコートに隣接するトンネルには、ダイナミックな構図と色彩のコントラストが印象的な、「市の花つつじ」と「手賀沼の水の流れ」が描かれています。タイトルは「光の生まれる場所」。
手がけたのは壁画アーティストとして国内外で活躍する堀 隼人(holhy)さん。花や水のある場所には、人種や年齢、性別といった垣根なく、いろんな人が集まる場所。そこで、希望や良い循環が生まれたら、という気持ちを込めたそうです。

壁面には、子どもたちが描いた色とりどりのハートが散りばめられています。なんと、ご自身が壁画を描くより先に描いてもらったそうです。
「手賀沼公園は本当に気持ちの良い、安心できる場所だなと感じて、この雰囲気を大事にしたいと思いました。だから、子どもたちに参加してもらい、好きな色を選んで描いてもらいました。少しくらいはみ出したって大丈夫。楽しんでもらうこと、喜んでもらえることこそが一番の目的です。」

彩のあるトンネルの壁画が、その場所を明るくさせ、訪れる人の心を弾ませてくれます。修繕は行われますが、「20年残る壁画」として製作されています。自分たちの住むまちに寄り添ってくれる存在でもある、大切な公共アートですね。

文:Hamatomo
堀隼人(holhy)さん
2025年、ZOZOマリンスタジアムにてロッテ選手を描いた壁画を制作。
大阪「万博アート自販機」プロジェクトでは選出された47アーティストの1人として参加。
フジロックフェステイバルでのライブペイントに出演。
その他多数の活躍をされています。
市ホームページ
手賀沼公園ミニ鉄道













