建設分野で女性が活躍!-我孫子市女性活躍推進プロモーション事業
「けんせつ姫」編集部のみなさんが我孫子市を訪問
平成31年3月26日、フリーペーパー「けんせつ姫」編集部のみなさんが我孫子市長を訪問、懇談しました。
同誌は建設業界で働く女性たちを紹介する冊子です。
編集長の柴田久恵さんは、船橋市の建設会社・土佐工業株式会社の代表取締役。女性の少ない建設業界に飛び込んだご自身の経験から、女性が活躍できる職場としてPRしたいと、フリーペーパー作成を思いつきました。編集部スタッフは全員、この業界で働く柴田さんの仲間たち。本業の傍らで、取材先選定から撮影、執筆、校正までの全工程をこなしています。
(写真)「けんせつ姫」編集部のみなさん。柴田さん(右から2番目)と佐竹さん(右端)、萩原さん(左端)
男性の仕事というイメージの強い建設業界での女性活躍は、我孫子市が取り組む女性活躍推進の目指すところとも合致します。そこで、市内での設置・配布について協力したいと申し出たところ、柴田さんたちから直接届けてお願いしたいとの返答があり、今回の訪問となりました。
同誌には、建設現場の最先端で働く女性たちの表情をとらえた多数の写真とともに彼女たちの思いが掲載されています。市長は「とてもよくできていて、建設業界の人が自分たちで作ったとは驚きました。ずいぶん面白い取り組みですね」と関心を示し、「最近は市職員にも女性技師が増えています」と同席の女性技師たちを紹介しました。
柴田さんは「プロの編集に任せるよりも、ここで働く私たちが作ることで、自分たちの日頃の思いが直接届けられると思いました。取材先の開拓や設置場所の拡大がこれからの課題です」と答えます。若いころに我孫子市役所近くの手賀大橋をダンプを運転して渡ったこともあるそうで「当時から『女が運転している!』と驚かれました」と、エピソードを披露して笑いを誘いました。
「建設業は一人でやる仕事ではありません。さまざまな工程があり、一連の流れの中に入ってその一翼を担う。そして一日、一日のゴールがある。そんな働き方が自分に合っている」と話す柴田さん。自分と同じように感じる女性もきっといるはずで、「けんせつ姫」によって、そんな女性たちに呼びかけたいと考えています。
「けんせつ姫」のネーミングは柴田さんのアイデアで、もともと自らデザインした女性用作業服のブランド名として考案しました。この日はその作業服を着こなしたフィギュアたちも同行しました(写真)。作業服は、細部まで現物を忠実に縮小して作られています。作業服にも冊子にも、建設業を「かっこいい!」と感じて志望する女性が増えてほしいという、柴田さんたちの願いが込められています。
「けんせつ姫」は「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2018・企業誌部門」の最優秀賞を受賞。新聞やテレビで多数紹介されました。
我孫子市では市内の小・中学校、高校、専門学校、大学など29校にお届けしました。また、市役所・図書館など複数の公共施設に設置、配布中です。
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