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我孫子市女性活躍推進プロモーション事業講演会1

登録日:2019年1月18日

更新日:2022年4月2日

【開催報告】中村有花さん講演会「ママの生き方、生かし方」スポーツ取材の現場から

平成30年6月30日(土曜日)午後2時から、アビスタ・ホールで、我孫子市女性活躍プロモーション事業講演会を開催しました(参加者54人)。

講師はスポーツを担当する新聞記者・中村有花なかむらゆうかさんです。
内閣府が今年度、男女共同参画週間キャッチフレーズを募集した際のテーマ「スポーツに関わるあらゆる分野での女性の参画を推進…(以下省略)」に合わせました。中村さんは昨秋、育休から職場復帰したばかり。講演会はさながら、子育てしながら働く女性からの「現場からの実況中継」。記者ならではの、誰もが知っている有名選手のエピソードも加わって、会場は大いに盛り上がりました。

多忙な新人時代

中村さんは2004年に毎日新聞社に入社、甲府支局に配属されました。平日は市役所や警察を回り、週末はスポーツや地域の話題を取材。月3~4日の泊り番、早朝からの取材、夜は取引先との会合です。2005年、サッカーJリーグの地元・ヴァンフォーレ甲府がJ1・J2入れ替え戦で柏レイソルに連勝し、初のJ1昇格。その時は隣の柏市にも取材で訪れ、大いに盛り上がりました。

運動部記者として初の産休・育休

その後大阪本社を経て東京本社運動部へ。2009年にサッカー担当、2015年にプロ野球担当となりました。プロ野球ナイターの記者としては、開始前の午後2時に球場入り、ナイター終了後関係者に取材、その後原稿を執筆して帰宅は夜の11時以降です。そんな運動部で産休・育休を取ったのは私が初めてでした。当然、上司も初めてで、お互い手探り状態。常に話し合って一つずつ解決していきました。

産休前の働いている時期も大変でした。仕事場である球場には「バリアフリーのところがとても少ない」といった、大きなおなかになって初めて気づくこともありました。小さい子ども連れで楽しめる球場づくりに取り組む球団を知り、記事にまとめたのもこの頃です。

2016年秋から産休に入り、昨年秋に職場復帰しました。復帰の際は同じ会社に勤める夫が、約3カ月の育休を取りました。毎日新聞社では女性の育休取得率が2010年度から100%を継続中で、男性の取得者も年々増え、2017年度には17%となっています。

記者として現場にいたい

復帰後の今年2月、プロ野球キャンプの取材で10日間、沖縄に出張しました。出張先には1歳2か月の子どもと育休中の夫もプライベートで同行。夫は初めての沖縄、しかも1歳になったばかりのわが子を妻の仕事中1人で見守らねばならず、最初は不安いっぱいだったのだそうです。でもそのうち子連れてお出かけも。パパでもママでも初めての時は不安…そこは同じなんですね。

夫の育休終了後、プロ野球担当として、日本野球機構(NPB)事務局の取材を担当することになりました。午前10時から午後6時勤務、週末は休みという規則的な勤務体系で、保育園の送迎が可能です。

夫が夜勤のない休みの日は子どもを託して、ナイター取材に出かけることもあります。内勤でデータだけを頼りに記事を書くだけでは伝わらないと感じることがあるからです。現場にいたい、現場の状況を目で見て把握していたいという思いがあります。現場でふと目にした、ファンの子どもたちに接する有名選手のさりげない優しさに気づき、コラムに書いたこともあります。この時は育児の経験が視野を広げたと実感できました。

仕事と子育ての両立で気づいたこと

このように話してくると順調に過ごしてきたようですが、今年の1月くらいまでは「自分の身体がついてこない」感じでした。自分でも何をやっているのかわからない、活字を追っても頭に入ってこないという状況です。それに当然ながら、子どもの急病で仕事を中断しなければならないことも多々あり、このまま続けられるのかと不安になりました。

また、一人でご飯を食べている時、ふと「自分だけの時間の幸せ」を感じたことがあり、「一人の時間がほとんどない」とあせる自分にも気づきました。未だに試行錯誤の毎日ですが、仕事を続けるためにも、今は子どもと向き合う時間が大切なのだと考えるようにしています。

毎日新聞社では、採用における男女比率はここ数年、ほぼ半々です。女性管理職比率は2018年11.8%で、東京本社では政治部、社会部、科学環境部、生活情報部、大阪本社では地方部が女性部長です。女性活躍の土壌は比較的整ってきており、恵まれた環境だと思います。

与えられた環境の中で生き方を模索していく。そうすると手を差し伸べてくれる人が必ず現れる…。妊娠、出産、育児を通してそのことが実感できました。今は、女性も「仕事か子育てか」の二者択一ではなく、両立してもよいし、またどちらか一方を選んでもよい時代。だからこそ、自分の生き方を他人任せにしないで、自ら選び取っていきたいです。

まだママになったばかりの中村さん。子育ても仕事もまだまだこれからと、両立の意気込みを力強く語ってくれました。


中村さんは講演資料として今までの執筆記事をいくつかを提供してくれました。そして近いうちに元サッカー女子日本代表のエース・澤穂希さんにインタビューしたいとも話していました。9月22日付け毎日新聞朝刊に「母にになり知った親のありがたさ」というタイトルで、その記事は掲載されました。文脈からは子育てしながら働く女性同志、取材する側とされる側の共感が感じられます。

講師プロフィール

中村有花さん
1981年生まれ。広島県出身。2004年毎日新聞社入社。甲府支局、東京本社、大阪本社を経て2015年からは東京本社運動部記者。これまで、サッカー日本代表、Jリーグ、プロ野球、高校野球、フィギュアスケートなどを担当。サッカー担当時代には、コンフェデレーションズカップ(2013年)、同ワールドカップブラジル大会(2014年)などを取材した。

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