”社会を明るくする運動”についてご存じですか?
登録日:2023年6月1日
更新日:2023年6月1日
第73回”社会を明るくする運動”
犯罪や非行の背景には生きづらさがあります
一人ではどうにもならない“生きづらさ”があります。
貧困・虐待・孤立・依存・障害…
犯罪や非行の背景にも“生きづらさ”があることは少なくありません。
これらの生きづらさに思いを寄せ、立ち直ろうとする人の生きづらさを包み込むコミュニティは、
新たな被害者も生まない、新たな加害者も生まない、誰もが安全・安心に暮らせるコミュニティにほかなりません。
”社会を明るくする運動”ってなんだろう?
昨今、毎日のように犯罪に関する報道がされていますが、犯罪や非行をなくすためにはどうすればよいのでしょうか?
罪を犯した人を処罰する事は必要です。
一方で、立ち直ろうと決意した人や、様々な背景・要因から犯罪をしてしまった人を地域社会で支えていくことも大切です。
このことが再犯を防止し、新たな被害者を生まない、安全・安心な地域づくりにつながります。
そのためには、一部の人たちだけではなく、地域のすべての人たちが、それぞれの立場で力を合わせていく必要があります。
更生保護とは
「更生保護」は、犯罪や非行をした人を社会の中で適切に処遇することによってその再犯や非行を防ぎ、自立、更生することを助けることで個人と公共の福祉を増進する活動です。
”社会を明るくする運動”とは
“社会を明るくする運動”とは、更生保護における「犯罪予防活動」の1つで、法務省が主唱する全国的な運動です。
すべての国民が犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない地域社会を築くことを目指します。
具体的になにをするの?
全国各地で、様々な啓発活動が行われています。
我孫子市において今年度は、パネル展示や街頭での啓発物品の配布を予定しています。
パネル展示
日時
令和5年7月14日(金曜日)から7月24日(月曜日)
場所
アビスタ1階 中央通路壁面
できることからはじめてみよう!
私たちは昨年来、新型コロナウイルスの流行によって、望まない孤独や社会的孤立という新たな“生きづらさ”を突き付けられました。
この時代を生きる私たちすべてが、人とつながること、支え合うこと、頼り合うことの大切さに気付き、新たなつながりを作っていくことが求められています。
立ち直ろうとする人のそばにいて、寄り添うこと。
立ち直りを支援する人たちの活動を、応援すること。
立ち直りを応援するメッセージをフォロー・拡散すること。
そして、立ち直ろうとする人の“生きづらさ”に思いを寄せること。
一人ひとりにできることが重なり合えば、大きなコミュニティがつくられていきます。
“社会を明るくする運動”をきっかけに、誰もが安全・安心に暮らせるコミュニティづくりのために自分にできることは何か、
家族や仲間と分かち合えることは何かを考えてみませんか。
もっと知りたい方は…
第73回”社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~【法務省】(外部サイト)
ホゴちゃんとサラちゃんのお部屋【法務省きっずるーむ】(外部サイト)
更生ペンギンのサラちゃん(左)とホゴちゃん(右)
