手賀沼のコブハクチョウ
手賀沼のコブハクチョウに関するQ&A資料を作成しました
市民のみなさまやメディアから問い合わせをいただくことの多いコブハクチョウの生態や侵略的外来種としての特徴について、Q&A形式の資料を作成いたしました。
コブハクチョウについての情報が必要なみなさまにご活用いただければ幸いです。以下のリンクからダウンロードしてご利用ください。
手賀沼のコブハクチョウに標識を行いました
手賀沼に生息するコブハクチョウの移動や繁殖状況の調査のため、首環と足環の標識調査を行っています。
鳥類(特にハクチョウ類やガン類)に首環などのカラーリング標識をつけ個体識別をすることで生態を調査する手法は、国内外で長年、多数の調査実績があり、その安全性や有用性が確認されています。これまでに、繁殖地、渡りの中継地、越冬地などの位置情報や個体の採餌行動や繁殖など生態に関する重要な知見が得られており、個体数の減少が懸念されている種や個体群の保全対策立案にも役立っています。
首環の標識によって、手賀沼のコブハクチョウがどこに飛んでいくのか(あるいはずっと手賀沼周辺に留まるのか)、沼の中でどの場所を餌場として使っているのか、何歳から繁殖を始めるのか、といった基礎的な情報を得ることができます。これらの情報は、日本の野外に逃げ出してしまったコブハクチョウに、今後どのように対処していくかを考えるうえで大変重要なデータになります。
もし、標識された個体を手賀沼以外で観察された場合には、以下の連絡先までお知らせいただければ幸いです。
【標識個体に関する情報】
*()内は更新日
2018年3月に3個体に装着した発信器は、実験が終了したため2018年5月から6月にかけて取り外しました。緑色の首環と足環については引き続き装着し、個体の移動の追跡を行います。(2018年6月22日)
2018年12月現在、標識した3個体は手賀沼および手賀川周辺で観察されており、他の地域での目撃例はありません。(2018年12月22日)
2021年4月までに、1個体が利根川の下流域に移動したことが確認されています。詳細については、あびこ鳥だより2019年春号(PDF:744KB)をご覧ください。
(2021年4月22日)
2021年12月に、手賀沼・手賀川において新規に11個体に標識の装着を行いました。
(2021年12月14日)
あびこ鳥だより2022年冬・春号に、標識したコブハクチョウの移動についての続報を掲載しました。(2022年8月24日)
本件に関しての問合せ・連絡先
コブハクチョウ標識調査グループ kobuhakuring@gmail.com
首環と足環を装着されたコブハクチョウ
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ