令和8(2026)年度地方交付税
普通交付税は、令和7年度(追加交付分を含む)に比べて8.9パーセント減の61億5,652万9千円となりました。
基準財政収入額については、主に地方消費税交付金の増加や市町村民税が増加したことにより、総額8億5,480万2千円増加し、昨年度を5.2パーセント上回りました。
基準財政需要額については、臨時財政対策債償還基金費や生活保護費、清掃費や光熱費等の物価高騰に対応するための経費の増加などにより、総額は2億7,678万1千円増加し、昨年度を1.2パーセント上回りました。
なお、令和7年度の算定において生じた、基準財政需要額の錯誤(約3億8,000万円の過大)については、令和9年度に精算を行う見込みです。
参考:普通交付税を算出するための需要額、収入額の前年度との比較表
基準財政需要額
(単位:千円、パーセント)
| 費目 | 令和7年度 | 構成比 | 令和8年度 | 増減率 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 消防費 | 1,608,483 | 6.9 | 1,686,282 | 4.8 | 7.1 |
| 土木費 | 1,281,885 | 5.5 | 1,337,805 | 4.4 | 5.7 |
| 教育費 | 1,623,713 | 6.9 | 1,676,082 | 3.2 | 7.0 |
| 厚生費 | 11,317,313 | 48.4 | 11,517,534 | 1.8 | 48.7 |
| 産業経済費 | 275,118 | 1.2 | 287,716 | 4.6 | 1.2 |
| 総務費 | 1,131,796 | 4.9 | 1,202,346 | 6.2 | 5.1 |
| 個別算定経費計(a) | 17,238,308 | 73.8 | 17,707,765 | 2.7 | 74.8 |
地域の元気創造事業費 (b) |
270,427 | 1.2 | 273,093 | 1.0 | 1.2 |
| 人口減少等特別対策事業費 (c) | 371,406 | 1.6 | 386,624 | 4.1 | 1.6 |
| 地域社会再生事業費 (d) | 120,884 | 0.5 | 113,301 | △6.3 | 0.5 |
| 地域デジタル社会推進費 (e) | 82,127 | 0.4 | 67,756 | △17.5 | 0.3 |
臨時経済対策費(令和7年度分) (f) |
392,473 | 1.7 | - | 皆減 | - |
給与改定費 (g) |
183,994 | 0.8 | - | 皆減 | - |
臨時財政対策債償還基金費 (h) |
102,311 | 0.4 | 279,535 | 173.2 | 1.2 |
| 公債費 (i) | 1,972,672 | 8.5 | 1,981,509 | 0.4 | 8.4 |
| 包括算定経費 (j) | 2,601,105 | 11.1 | 2,802,905 | 7.8 | 11.9 |
振替前需要額合計(い) a~j |
23,335,707 | 100.0 | 23,612,488 | 1.2 | 100.0 |
| 臨時財政対策債振替相当額(ろ) | - | - | - | - |
- |
| 計(い-ろ) | 23,335,707 | 100 | 23,612,488 |
1.2 | 100 |
基準財政収入額
(単位:千円、パーセント)
| 費目 | 令和7年度 | 構成比 | 令和8年度 | 増減率 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 市民税 | 7,615,429 | 45.8 | 7,942,887 | 4.3 | 45.6 |
| 固定資産税 | 4,754,620 | 28.7 | 4,852,261 | 2.1 | 27.8 |
| その他の税 | 644,110 | 3.9 | 573,337 | △11.0 | 3.3 |
| 交付金 | 3,179,236 | 19.2 | 3,629,764 |
14.2 | 20.8 |
| 譲与税 | 291,280 | 1.8 | 287,045 |
△1.5 | 1.6 |
| その他 | 95,486 | 0.6 | 149,669 | 56.7 | 0.9 |
| 計 | 16,580,161 | 100 | 17,434,963 |
5.2 | 100 |
総括
(単位:千円、パーセント)
| 費目 | 令和7年度 | 令和8年度 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 基準財政需要額(需要額計)(ア) | 23,335,707 | 23,612,488 | 1.2 |
| 基準財政収入額(収入額計)(イ) | 16,580,161 | 17,434,963 | 5.2 |
| 錯誤等調整額(ウ) | - | △5,507 | 皆増 |
| 交付基準額(エ):(ア)-(イ)+(ウ) | 6,755,546 | 6,172,018 | △8.6 |
| 交付調整額(オ) | - | 15,489 | 皆増 |
| 交付決定額(カ):(エ)-(オ) | 6,755,546 | 6,156,529 | △8.9 |
| 臨時財政対策債発行可能額(キ) | - | - | - |
公債費:借入金の元利償還金
交付金:行政上の必要性から交付される国・県からの給付金
譲与税:国が代行徴収した地方税
交付税における用語解説
地方交付税とは、国税の一定割合を一定の基準で地方に再配分し、地方公共団体間の財源の不均衡を調整するための交付金です。地方交付税には、普通交付税と特別交付税の2つがあります。普通交付税は、国の基準に基づいて下記のとおり算出します。
総括
普通交付税額を決定する算式
(基準財政需要額-基準財政収入額)=財源不足額(交付基準額)
基準財政需要額:標準的な水準における行政を行い、または施設を維持するために必要な財政需要を算定した額
基準財政収入額:徴収が見込まれる地方団体の標準的な収入の一定割合を算定した額
基準財政収入額=(標準的な地方税収入×100分の75+地方譲与税等)
※上記の算式により交付基準額が算出されます。しかし実際には、国が交付できる全国自治体の交付総額は、交付基準額の総額よりも不足することがあります。よって、両者の差額を均等に割り落とした額(交付調整額)と、交付基準額との差引により、交付決定額が算出されます。
臨時財政対策債発行可能額:需要額における「臨時財政対策債振替相当額」の全額を、地方債として発行するものです。
交付団体:基準財政需要額が基準財政収入額を上回り、財源が不足するため普通交付税が交付される地方公共団体です。
不交付団体:基準財政収入額が基準財政需要額を上回り、財源が不足しないため普通交付税が交付されない地方公共団体です。
需要
消防費:消防職員数・消防団員数等を基礎数値として算定しています。
土木費:道路や橋りょうの面積・幅員・延長、都市計画区域の人口、公園の面積、また、道路や公園、下水道等の地方債の額等を基礎数値として算定しています。
教育費:小学校や中学校の児童数・生徒数、学級数、学校数や小中学校の施設に係る地方債の額等を基礎数値として算定しています。
厚生費:生活保護受給者数、保育所の入所人員、診療所数、高齢者の人口等を基礎数値として算定しています。
産業経済費:農家戸数、田畑面積、産業別就業者数や、農業関係地方債の額等を基礎数値として算定しています。
総務費:世帯数、戸籍数、地域総合整備事業債等を基礎数値として算定しています。
地域の元気創造事業費:平成26年度に創設された項目で、地域経済活性化の取組に必要な財政需要を、人口を基礎数値として算定しています。
人口減少等特別対策事業費:平成27年度に創設された項目で、人口を基本とし、まち・ひと・しごと創生の「取組の必要度」と「取組の成果」を反映して算定しています。
地域社会再生事業費:令和2年度に創設された項目で、地域社会の維持・再生に向けた取組に必要な財政需要について、人口を基礎数値として算定しています。
地域デジタル社会推進費:令和3年度に創設された項目で、地域社会のデジタル化に集中的に取り組むために必要な財政需要について、人口を基礎数値として算定しています。
臨時経済対策費:地方負担の増加に伴い必要となる財源を措置するために創設された項目で、人口を基礎数値として算定しています。
給与改定費:地方公務員の給与改定に必要となる経費を算定するために創設された項目で、人口を基本とした上で、法令により定数が定められている義務教育・高等学校の教職員数や警察職員数等を反映して算定しています。
臨時財政対策債償還基金費:臨時財政対策債を償還するための基金の積立てに要する経費の財源を措置するために創設された項目で、令和6年度又は令和7年度に見込まれる臨時財政対策債償還額から算定しています。
公債費:公害防止事業債や、補正予算債、臨時財政対策債等上記費目で算入されない地方債額を基礎数値として算定しています。
包括算定経費:人口と面積を基礎数値として算定しています。
臨時財政対策債振替相当額:基準財政需要額(臨時財政対策債振替前需要額)を一旦算定した後、財源不足額をもとに臨時財政対策債発行可能額を算出し、臨時財政対策債振替前需要額から臨時財政対策債発行可能額を控除した額が最終的な基準財政需要額となります。
収入
市民税:市民税(個人均等割・法人均等割・所得割・法人税割)における標準的な税収入の一定割合において算定した額です。
固定資産税:固定資産税(土地・家屋・償却資産)における標準的な税収入の一定割合において算定した額です。
その他の税:軽自動車税、市町村たばこ税等における標準的な税収入の一定割合において算定した額です。
交付金:利子割交付金、地方消費税交付金、ゴルフ場利用税交付金、環境性能割交付金等における標準的な収入の一定割合において算定した額です。
譲与税:地方揮発油譲与税、自動車重量譲与税等における標準的な収入を算定した額です。
その他:交通安全対策特別交付金、東日本大震災に係る特例加算額、地方特例交付金における標準的な収入を算定した額です。













