結核は過去の病気ではありません
結核なんて、過去の病気と思っていませんか?
結核は、千葉県で年間約800人、全国で年間約16,000人もの新たな患者が発生している、今なお十分注意が必要な感染症です。
早期発見・早期治療は本人の重症化を防ぐためだけではなく、大切な家族や周囲への感染拡大を防ぐためにも重要です。
結核とはどんな病気?
結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。
結核は、結核患者がせきやくしゃみをした時に飛び散った結核菌を直接吸い込むことによって感染します。
「感染=発病」ではありません
感染しても、発病するのは10人に1人程度です。
感染しても必ず発病するわけではありません。健康であれば、体に備わった免疫力で結核菌を抑え込み、ほとんどの人は発症せずにすみます。
ただし、免疫力が低下している状態では発病する恐れがあります。
発病すると・・・
- 長引くせきやたん
- 長引く微熱
- だるさ
- 胸の痛み
- 体重減少
・・・といった、かぜのような症状がおこります。
結核の予防には、日ごろの健康管理が大切です
- 十分に睡眠をとる
- 過労に注意する
- 規則正しい生活をする
- 栄養バランスの整った食事をする
- 適度な運動をする
- 定期的な検診
※我孫子市では、40歳以上の方を対象に、結核・肺がん検診(胸部エックス線検査)を実施しています。
そして、結核の症状を理解し、「変だな」と思ったら早期に受診しましょう!
守ろう!「せきエチケット!」
厚生労働省では、新型インフルエンザの感染を防ぐため、「せきエチケット」の呼びかけをしています。
「せきエチケット」は新型インフルエンザだけでなく、結核をはじめとする他の空気感染する感染症にも有効ですので、実行しましょう。
- くしゃみの際には、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、回りの人から顔をそむける
- 使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に捨てる
- 症状がある人は、マスクを正しく着用し、感染防止に努める
健康福祉部 健康づくり支援課(保健センター)
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