ダニ媒介感染症について
ダニ媒介感染症に注意!
マダニ類やツツガムシ類は、野外の草むらなどに生息しているダニです。野外作業や農作業、レジャーなどでダニの生息場所に立ち入ると、マダニ類・ツツガムシ類に刺されることがありますが、これらのダニは病原体を持っていることがあり、刺されるとライム病・回帰熱・日本紅斑熱・ダニ媒介性脳炎・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)・つつが虫病などの感染症にかかる危険性があります。
病原体を保有するダニに刺されることによって感染する病気のため、ヒトからヒトへの感染はありません。ダニに刺されない予防対策を講じるとともに、もし発症した場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
※食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家屋内に生息するダニとは種類が異なります。
予防対策について
ダニに刺されないようにすることが重要です。
- ダニは、草むらや藪・森林等にいます。このような場所で長時間地面に直接寝転んだり、座ったりするのは止めましょう。
- ダニが多く生息する場所(草むらや藪等)に入る際には、長袖・長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくしましょう。ダニを寄せ付けないためには、肌の露出部分や服に虫除け剤の使用も有効です。 虫除け剤は皮膚の露出部に使うか、衣服の上から使います。(説明書の注意書に沿って使用してください。)
- 家にダニを持ち込まないよう、上着や作業着は外で脱ぎましょう。(ガムテープを使って服についたダニを取り除く方法も有効です。)
- 帰宅後はすぐ入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えましょう。その際に、刺されていないか確認しましょう。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。着ていた服はすぐに洗濯するか屋外で天日干ししましょう。
ダニに刺されたら
吸血中のダニに気がついた際、無理に引き抜こうとするとダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、ダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあります。医療機関(皮膚科)で処置(ダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。
また、ダニに刺された後数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診し、ダニに刺されたことを告げてください。
関連ホームページ
詳しくは厚生省ホームページなどを参照してください。
厚生労働省ホームページ「動物由来感染症」 (外部サイト)(外部サイト)
厚生労働省ホームページ「ダニ媒介脳炎に関するQ&A」 (外部サイト)(外部サイト)
健康福祉部 健康づくり支援課(保健センター)
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