化粧品のびんと空きびんのリサイクル
登録日:2015年7月1日
更新日:2020年5月1日
化粧品のびんは資源で出してください
平成20年度まで「不燃ごみ」として回収していた「化粧品のびん」を平成21年4月1日から資源の「その他色びん」として回収しています。 ご協力をお願いいたします。
食品や飲料に使われているガラスびんはほとんどがソーダ石灰ガラスという同じ材質のガラスでできています。ところが従来、化粧品のびんは、いろいろな素材があり、ソーダ石灰素材のびんだけを取り出してリサイクルするのが困難でした。現在ではソーダ石灰素材へと変更され資源としてリサイクルすることが可能になりました。
化粧品のびん
種類 | 主なもの |
---|---|
スキンケア・メイク用品 | 化粧水、乳液、美容液、ボディローション、リキッドファンデーション、ハンドクリーム など |
ヘアケア・ヘアメイク用品 | ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアワックス、ヘアオイル、ポマード など |
その他 | 香水 |
※注意
マニュキアやリップグロスのびんは、中の洗浄が困難なため「不燃ごみ」に出してください。
出し方
- プラスチックのキャップは外してください。キャップは「その他プラスチック」で出してください。
- 中身は出し切って、容易にすすげるものはすすいでください。
- 中栓やポンプはできるだけ外してください。(無理に取らなくてもよい)
- ラベルはできるだけはがしてください。(無理にとらなくてもよい)
※中身が出し切れず、すすげないものは「不燃ごみ」に出してください。
店頭回収を実施しているメーカーの容器は、できるだけ店頭に返してください。
空きびんのリサイクル
新しいびんを作ります
空きびんは、砕いてびんの原料にするとき色が混ざると再利用しづらいため、「無色」と「茶色」と「その他の色」と分けています。細かく砕いたものを「カレット」と呼びます。この「カレット」は、ガラスびんの主な原料の一つで、1本のガラスびんのおよそ8割がこの「カレット」からできています。
「カレット」をたくさん使うわけは、けい砂・石灰石・ソーダ灰など、ガラスびんの主原料となる貴重な天然資源が節約できること。「カレット」を原料に混ぜることで、他の原料が溶けやすくなるため、溶かす時間が短縮でき、重油の使用量を削減できます。天然資源を使用したときに比べ約25パーセントの省エネルギーになるという試算データ(日本ガラスびん協会資料より)が出ています。
びん以外の利用
びん以外には、住宅用断熱材(ガラス短繊維)で、全体の3割程度を占めています。他には、砂の代わりとして使われる「道路舗装材」や「埋め戻し材」などがあります。
リターナブルびん
洗って繰り返し使うびんです。代表的なものに、ビールびん、一升びん、牛乳びんがあります。
これらはなるべく購入したお店に返してください。
空きびん以外のガラス製品
ガラス製品には、食品や飲料に使われるソーダ石灰ガラス以外にも色々な素材があり、たとえば、耐熱製品に使われるホウ硅酸ガラスや結晶化ガラス、高級食器などに使われるクリスタルガラスがあります。これらは成分が異なり溶ける温度が違うので、ソーダ石灰ガラスのびんの原料に混じってしまうと、強度や品質に大きく影響します。このためこれらは空きびん類とは別にしなければならなりません。
空きびん以外のガラス製品は、「不燃物」として回収し、埋め立て処分しています。
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