地価の下落によって土地の評価額が下がっているのに、税額が上がったのはなぜですか?
Q 地価の下落によって土地の評価額が下がっているのに、税額が上がったのはなぜですか?
A
平成5年以前は、評価水準が市町村ごとに地価公示価格の2割から5割とばらつきがありましたが、平成6年度に評価の均衡を図るため、宅地の評価水準を全国一律に地価公示価格の7割を目途とする評価替が行われました。
本来ならば評価額がそのまま課税標準額となりますが、そのまま税率を(固定資産税1.4パーセント・都市計画税0.3パーセント)かけると税額が急に上がってしまうため、宅地の評価額と前年度の課税標準額を比べた割合「負担水準」により今年度の課税標準額を求めることになりました。
負担水準が住宅用地で80パーセント未満・非住宅用地で60パーセント未満の土地については、税負担の均衡を図る観点から税額(課税標準額)が上がる場合があります。