30-13陳情書(新木団地自治会)
団体名
新木団地自治会
陳情・要望年月日
平成31年2月8日
要望内容
新木団地自治会陳情書
拝啓、立春の候、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、当自治会においては、新木駅舎の改築の前後から家屋の新築が増え、世帯数はここ数年の間、漸増となっております。住民の入れ替わりの時期を迎えることができるよう、自治会主催イベントの実施などの活動に取り組んでいるところです。地域環境が大きく変化する中、地域が抱える課題も顕在化しております。安心・安全な住環境維持のために必要なご支援を賜りたく存じますので、なにとぞよろしくお願いいたします。 敬具
記
1.創価学会施設建設現場周辺区域の安全管理および環境整備
創価学会の施設が新木団地自治会区の隣接地に建設されることとなり、隣接地の住民が不安を感じています。着工後しばらくして、平成30年11月25日に工事についての説明がありましたが、未だ十分な回答が得られていない部分もあります。住民が不安に感じている点は次の3点です。
○1.急斜面の安全対策呼び土砂流出対策
○2.施設からの排水の安全管理
○3.施設完成後、施設利用者の周辺の車両通行に関して
特に○1.と○2.に関しては、専門的な見地を有する者が自治会にいないため、大型施設の施工に際する安全管理について行政の視点から十分な監督をお願い致します。また、○1.の斜面に関して、添付資料の網掛け部分は市の所有地のため、当該地区からの土砂流出対策は考えていないと回答を得ています。塀をつなげるなど、安全面、景観など、周辺環境に考慮した対策をお願いします。市の所有地の樹木が倒れてこないかという心配もあります。包括的な安全管理および環境整備について監督していただくようお願いします。
2.団地区域内の水道管の経年変化に伴う整備、交換計画の策定
平成31年1月17日に、新木野3-30の水道管から漏水が発生しました。翌日より調査、着工と素早い対応ありがとうございます。上記、創価学会施設からの排水含め、経年劣化に伴う水道管等インフラの整備計画を策定し、住環境の維持についてお願い申し上げます。
※陳情及び要望事項は全文掲載とする。なお、添付されていた図面は省略。
回答部課
市民生活部市民安全課、建設部治水課、都市部公園緑地課、水道局
回答年月日
平成31年3月1日
回答内容
1.創価学会施設建設現場周辺区域の安全管理および環境整備
○1.当該地の斜面については、個人の所有地となることから、斜面の管理及び安全対策については所有者が行うものとなっています。土砂流出については、台風やゲリラ豪雨などによる気象条件や地震など自然災害による起因も考えられることから、その状況を注視していきます。
回答 市民安全課
○2.の施設からの排水の安全管理につきましては、市では、開発行為や一定規模の建築行為などが計画された場合は、「我孫子市開発等に伴う排水計画技術基準(雨水編)」に基づき、計画地からの雨水流出量の抑制対策について事前に事業者と協議を行っています。
「創価学会我孫子文化会館新築工事」については、平成30年6月1日付提出の排水放流申請書の内容を審査し、設置する雨水貯留施設の必要抑制規模(約397立法メートル)を確保した計画であることを確認しました。
また、雨水貯留施設工事の竣工後には、申請施設の設置を確認する完了検査を行います。
なお、当該施設からの排水の安全管理は、事業者自らがその機能を損なわないよう雨水貯留施設の定期的な維持管理、清掃を行うとともに、万一環境保全上の障害、事故等の問題が生じた場合には、事業者の責任において処理し解決することとしています。
回答 治水課
○3.施設側では、安全対策として左折による施設からの退出を検討していることを確認しています。施設の完成後、施設利用者数や実際の車両等の通行状況等を注視し、その状況によって警察署と協議し、安全対策について検討していきます。
回答 市民安全課
市の斜面緑地につきましては、昭和48年の宅地開発による造成で造られたもので、草が程よく繁茂し、土木ののり面保護工として十分に機能していますので、現在のところ、今以上の対策は必要ないと考えています。
市有地の斜面樹木の倒木を心配されておりますが、現状、枯れている樹木がありませんので、年に3回行っている草刈り作業の際に点検し安全管理に努めていきます。
回答 公園緑地課
2.団地区域内の水道管の経年変化に伴う整備、交換計画の策定
水道につきましては、漏水の発生でご不便ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
水道局では安全で安定した水の供給を目指し、水道施設の耐震化を計画的に進めています。現在、市内全域(約530キロメートル)の水道管路網のうち、耐震化適合率は約40パーセントであり完了までにはまだ多くの時間とコストを要します。
このため、我孫子市水道管路耐震化計画では、管路を解析調査し、判定を行うことで、老朽度の高い管路を優先的に更新していくこととしています。さらに、平成31年4月からは、我孫子市水道事業基本計画に基づき、今後10年間の管路整備をより効率的に進めて、早期の耐震化に向けてまいります。
なお、新木団地地区は、平成12年から約10年をかけて、老朽度の高い管路の更新工事を行っていることから、当該計画には更新を優先する対象地区には含まれておりません。しかしながら、今後の更新工事の進捗や漏水の発生状況を踏まえ、適宜対応してまいります。
回答 水道局