我孫子市の農業データ

我孫子市は、昭和40年代以降から東京圏のベッドタウン化が進み、大規模な住宅開発により、人口が急増しました。都市化と共に農業経営体数は減少し、昭和50年から令和2年の45年間では842戸減少し、令和2年の農業経営体数は昭和50年の27.9パーセントとなっています。

令和2年の農林業センサスでは、専・兼農業経営体（販売農家）数は、専業が61戸（全体の19パーセント）、兼業が265戸（全体の81パーセント）であり、兼業のうち農業が主53戸（兼業経営体の20パーセント）、兼業が主212戸（兼業経営体の80パーセント）となっています。

専・兼農業経営体数(単位：戸）各年2月1日現在

耕地面積とは、農作物の栽培を目的とする土地で、けい畔を含み、田と畑を合わせた面積となります。
令和2年の耕地面積では、田が全体の約76パーセントを占め、畑が約24パーセントとなっています。
耕地面積（単位：ヘクタール）

経営耕地面積とは、農林業経営体が経営している耕地（けい畔を含む田、樹園地及び畑）をいい、自ら所有し耕作している耕地（自作地）と、他から借りて耕作している耕地（借入耕地）となります。
令和2年の市内農業経営体が耕作する市内外農地(経営耕地面積)は約656ヘクタールとなっており、市の耕地面積が約1230ヘクタールであることから、我孫子市以外の農業経営体が市内の農地を耕作していることがわかります。
耕地種別では、田が全体の82.7パーセントを占め、田主体の土地利用構成になっています。次いで畑が16.8パーセントであり、樹園地は0.5パーセントとなっています。

経営耕地種類別面積（単位：ヘクタール）各年2月1日現在

農業生産活動の大きさを示す指標である本市の「農業生産額」は平成30年で206千万円です。内訳としては、野菜類が全体の約49パーセント、米類が約47パーセントを占めています。

野菜類と米に特化したものになっており、いも類、果実、花きなどは少ないです。

農業生産の現状（単位：千万円）各年12月31日現在

令和2年2月1日現在（人口は令和3年12月1日時点）