旧井上家住宅二番土蔵工事見学会―開催報告

平成30年6月2日（土曜日）に工事見学会を行いました。新土蔵で簡単な井上家の歴史、工事の工程などの説明のあと、土蔵工事の様子を見学しました。

まずは、土蔵内部の見学です。土蔵の入口は黒漆喰が輝いていて、覗き込むと自分が映りこむほど磨きこまれています。
土蔵内部の床は一部切り取られ、床下を覗けるようになっています。下には貝殻が敷いてあります。これは、当時からの様子を再現したもので、湿度調整などの効果が期待できたためです。

この見学会が終わると足場と覆いが外れるので、屋根部部を間近で見られる最後の機会となります。ひさしの銅板葺きの繊細な様子や、地上からだと見ることができない漆喰でかたどられた飾りなどを見ることができ、職人のこだわりが感じられました。

土蔵工事見学会にご参加いただき、ありがとうございました。
土蔵工事見学会は今回で最後となりましたが、井上家の整備はまだまだ続きます。今後もイベントを計画していますので、その時はぜひ、ご参加ください！
また、今回は「古本市」を同時開催し、こちらもたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございました。